クライン孝子  お知らせ


二月は逃げるといいますけれど、全くその通り!

 さても、二月は五日から十日まで、シンガポールにて滞在しました。教育に関して親しくして頂いています作家曽野綾子さんとの対談をシンガポールで行うことになったからです。

 なぜ、シンガポール? と不思議に思われる方もいらっしゃいますので、説明させていただきますと、実はあそこに三浦朱門先生と曽野さんの仕事場があるからです。以前から是非と、おっしゃっていただいたのですが、なかなか実現しませんでした。ところが今回、海竜社のお話で、曽野さんとの対談が企画され、ではシンガポールで、どうかということになったのです。

 海竜社の社長下村のぶ子氏と、シンガポールに到着したのは二月六日午後四時ごろ。
(下村社長は成田から、わたしはフランクフルトからです)。
 空港では三浦先生と曽野さんに出迎えていただいたのには、恐縮しました。

 実は、私、恥ずかしいことながら、シンガポールは初めてだったのです。空港から曽野さんのお宅まで、タクシーから見る風景は、ちょうど周辺が緑に囲まれて、それは素敵でした。

 三浦先生と曽野さんのマンションは森の中にありました。その森ですが6500坪あり、その所有者が、実はシンガポールでは十の指に入る億万長者陳さんで、その奥さまが、何と日本女性の勢子さんなのです。

 その三浦・曽野マンションに泊めていただき、朝7時にテーブルについて、朝食を取る。そのあと、みんなで後片ずけ(三浦先生もですぞ!)をし、午前中、対談し、昼食をとったあと、午後は市内観光やら、ショッピングに出掛けました。

 お料理ですけれど、すべて曽野さんのお手料理でした。
 10日夜シンガポールを発って、帰路に着きましたが、機内食がまずいと口をすべらしたところ、曽野さん、さっそくおにぎりを作って渡してくださいました。
 機内ではもったいないのと、疲れていて食欲がなかったものですから、家に帰っていただきました。

 そうそう、勢子さんのお宅も見せていただきました。メードさん、庭師、ドライバーがいる大邸宅でした。
 夕方は、勢子さんしかご存知ない中国料理店巡りをしました。安くて美味しくて、雰囲気のいいレストランといえば、シンガポール・マダム勢子さんのお手のものだからです。

 それは楽しいひとときを過ごしたのはいいのですが、せっかく2キロ減った体重がまた2キロ増えて、目下私はこの2キロ減らしで、大奮闘しております。

 というわけで、海竜社社長下村さんも、わたしも大喜び! ハッピーでした。
 あとは本ですが、さて、いかなるものや!


左から海竜社下村社長、三浦朱門氏、曽野綾子さん、私、陳勢子さん
シンガポールの安くて美味しい中国レストランにて記念写真


2002年 3月1日

クライン孝子



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