クライン孝子   お知らせ


2000年8月1日
暑中お見舞い申し上げます。
 
こちらドイツは,毎日,余りお天気が良くなくて, 温度は18〜22度くらいですか。
避暑にこちらへいらっしゃると、ちょうどいい気候ですね。

そうそう、1週間, 曽野綾子氏とご一緒に、ちょっとばかり、取材を兼ねて旅に出ました。
行く先はフランクフルト、ベルリン、ミラノです。ベルリンでは、もう一人アメリカから加わりました。
私はどちらかというと、わがまま人間でして、なかなか固まって一緒にどこかへいくということができない性質です。それなのに、今回は3人で、本当にお互いに言いたいことを言い合って, とっても愉快な旅でした。
 
その3人にはあだ名があります。一人はニチかっぺ曽野綾子さんのこと)、二人目はアメかっぺカトム・ユリコさん=シアトル教会関係ジャーナリスト)、ドイかっぺ)で、かっぺとは田舎かっぺという意味です。 この“かっぺ”の由来はどうやら曽野綾子さんのご主人三浦朱門先生のお口のわるい迷案?から来るものらしいです。
この他に私たち“かっぺ”仲間にはシンかっぺタンさんといって、シンガポールでは5本の指に入る億万長者の奥さん)、それにイタかっぺモンテローリさんというイタリア音楽界のボス的存在の女性)がいます。
 
で、今回の取材兼気楽旅ですが、最後は日本とアメリカとドイツの田舎っぺ3人で、イタリアのミラノで、イタかっぺと合流しました。
またその合流のし方が劇的でした。イタかっぺの尽力で、曽野さん創作の「レクイエム」があるイタリアの由緒ある荘厳な教会で、イタリアのオーケストラと合唱団によって演奏されたのです。 それは盛大かつ厳粛な演奏会で、これまさに大成功でした!
これにはわけがあります。今をときめくアサヒビールの社長樋口廣太郎氏曽野さんとのお約束が発端でこの「レクイエム」は出来上がったそうで、それに作曲家三枝氏が曲をつけられました。
日本で行われた初演の際は皇后様もお見えになられお聴きになったということです。
その曽野さん作「レクイエム」には、アメかっぺが数年前に夫を亡くしたとき創った詩の一部も入っていて、アメかっぺったら、自分の詩の一節に来ると、号泣していました。
夫に先立たれるというのは, われわれのような年齢になると,身に詰まされます。私もアメかっぺの傍にいて、思わずしゅーんとしてしまいました。
 
話は前に戻りますけど、ベルリンでは、久米大使ご夫妻のご招待を受け、日本大使館公邸へ行って参りました。
他に, ここベルリン日本大使館では参事官を務めている優秀な女性外交官を交えて合計8人の晩餐会で、午後7時から12時まで、 話の弾むこと! 面白かったです。
 
それから, 拙著「歯がゆい日本国憲法」ですが、好評のようで、曽野さんからもお会いしたとたん、「わたしたち日本人のよくわからないところを、分かりやすく書いていてとっても面白かった」って。
 
というわけで、8月8日から24日まで, 日本へ帰国します。
すでに文化放送「竹村健一の世相ホットライン」で竹村健一氏と、神戸サンテレビ「次代を読む」姫路独協大学学長小室氏との対談出演のお話も入ってきております。

そうそう8月11日夕方には、わが常宿先「虎の門パストラル」で、ささやかながら肩の凝らないお話し会を催します。
もしご都合良ければ, どうぞ!
お世話係は, 水谷妙子さんという元フランクフルト在住の素敵な方が毎回引き受けてくださっています。

念のために、電話 045−895−6845、
       Fax 045−895−6847 です。
 
ではまたまた!


クライン孝子

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